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ダイバーズウォッチ特集① ROLEX サブマリーナの歴史と魅力 – STAFF BLOG

ダイバーズウォッチ特集① ROLEX サブマリーナの歴史と魅力

ROLEX SUBMARINE

1953年に誕生したROLEXとして初のダイバーズウォッチ「サブマリーナ」 オイスターケースで防水時計としての強みを得たロレックスは、回転ベゼルを装備。本来は風防を固定させるためのベゼルに潜水経過時間の目盛りを刻むベゼルを使用し当時としては画期的な技術とデザインが盛り込まれたサブマリーナ。サブマリーナの登場は、競合メーカー達のダイバーズ時計開発に大きな影響を与えました。1965年には日付が付いたサブマリーナーデイトが誕生。ノンデイト、デイトと2つのラインナップで現在も展開され続けていくこととなります。

他のスポーツモデルと比べて非常に多くのリファレンス(型番※Refと表記されることが多い)が存在し、「赤サブ」や「軍サブ」、「Wネーム」といったヴィンテージロレックスの中でも希少性の高いモデルが数多く存在し、人気のコレクターズアイテムとなっているのもサブマリーナの人気と魅力のひとつです

また他のスポーツモデルと比べて非常に多くのリファレンス(型番 or Ref.)が存在し、「赤サブ」や「軍サブ」、「Wネーム」といったヴィンテージロレックスの中でも希少性の高いモデルが数多く存在し、人気のコレクターズアイテムとなっているのもサブマリーナの人気のひとつです

初代サブマリーナ Ref.6204

1953年~ 初代サブマリーナ登場 Ref.6204 ムーブメントCal.A260

当時、画期的な機能としてダイバーが潜水時間を計測するための回転ベゼルの搭載。特徴は以降のモデルはベンツ針でしたが、Ref.6204はペンシル針と呼ばれる鉛筆のような形状の物でした

セカンドモデル サブマリーナ Ref.6205

1950年代中頃~ セカンドモデルRef.6205が登場

2代目のサブマリーナといわれているのがRef.6205です。デザインの変更などはなくムーブメントはCalA260 まれにCal.269を搭載しているモデルも混在しています

ボンドモデル Ref.6538

1956年  ジェームズ・ボンドが映画「007」で使用し一躍脚光を浴びた 
Ref.6538 ムーブメント Cal1030

1956年1964年頃まで製造されたRef6538。映画「007」の中でジェームズボンドが着用していたため通称 「ボンド・モデル」といわれているモデルでムーブメントは両方向巻き上げ式のCal1030を搭載し防水機能は200mにアップデートされた

     

短命モデル Ref.5508 Ref.5510

                     Ref.5508

Ref.5510

1950年代後半 製造期間わずか2年 Ref.5508とRef.5510が登場  Cal.1530  Cal1520
約2年間という短い期間で製造されていたRef.5508とRef.5510

初代、2代目がそうであったようにRefが違えど製造期間、年数などが被っていたようで、時代的に曖昧なところがあり、この当時もRefやCalが混在します。Ref5508は100m防水に対してRef5510は200m防水仕様 短命ゆえに本数も少なく大変、希少なモデルといえます。

200m防水 Ref.5512

Ref.5512

1959年  200m防水 Ref5512登場

ダイバーズウォッチとしてより進化を遂げたRef.5512 リューズをぶつけたり、当たった時に破損してしまうという弱点を克服するため「リューズガード」が採用されました。回転式のベゼルも押し込ませないと回らないタイプに変更

この頃になるとようやく馴染みあるデザインになってきたといえます。

 

25年間製造された「長期政権」モデル Ref.5513

Ref.5513

1964年  1964年以降、約25年間製造されることとなる「長期政権」のRef.5513の登場

Cal.1520/Cal1530

初期モデルはインデックスに縁取りがあり、後期モデルには縁取りありと細かな改良が見られます

サブマリーナ・デイト登場 Ref1680

                  Ref.1680通称「赤サブ」

1965年  デイト機能付モデルの登場 Ref1680 Cal1570    

さらに見慣れたデザインとなってきましたね!サブマリーナ初の日付表示機能付きモデル 「サイクロップレンズ」といわれる「虫メガネ」?のようなレンズで日付が見やすくなってします

このモデルには稀にSUBMAINERのロゴの文字が赤で通称「赤サブ」といわれるモデルが混在していて今でも希少でコレクターの間では現在でも大変人気のモデルです

     

2代目サブマリーナ・デイト Ref16800

              Ref.16800 2世代目サブマリーナ・デイト

1980年  2世代目サブマリーナ・デイト登場

Ref16800 Cal3035

従来のプラスティック風防からサファイアガラス風防へ

防水機能も300mに大幅にモデルチェンジ

短命モデル トリプルゼロ Ref168000

               Ref.168000 通称「トリプルゼロ」

1986年  短命な希少なモデル 通称「トリプルゼロ」登場 Ref168000 Cal3035

Ref16800の生産終了後、わずかな期間のみの生産で希少なモデル
ギャランティー(保証書)のRef(型番)は16800となっている

300m防水登場 Ref.14060

Ref.14060

1989年~ ノンデイトモデルも300mで登場 Ref14060 Cal3000

25年振りにモデルチェンジされ300mの防水性を誇るRef.14060が登場。すでにRef16800でも採用されていたサファイアクリスタルを採用し逆回転防止ベゼルも装備されサブマリーナ・デイトと同スペックになりました

第二次長期政権 Ref.16610登場

                     Ref.16610

1989年  「第二次長期政権」サブマリーナ・デイト登場 Ref16610/Cal3135

1989年から約20年間製造されたRef.16610 防水機能は300mと先代と変わりませんが、ロレックスの他機種の日付表示機能付きモデルに多く採用されているCal.3135を搭載。

16610の中でも後期になるとフラッシュフィットが一体化されたり、この頃からコピー品が横行。偽造防止のためインナーサークルにロゴとシリアルが刻印される(ルーレット刻印)など年式によってアップデートが施さています

アップデートされたRef.14060M

                  Ref.14060M

2000年  14060M登場 Ref14060M Cal3130

ムーブメント変更のみで外観上の変更点はありません。「M」の詳細ははっきりしておらず、おそらく
「Modify (モディファイ)改良、変更を意味する」からではないだろうか。
2007年以降の製造モデルからはクロノメーター仕様になりましたので、文字盤にクロノメーターの記載が入ります※画像は2007年以降のモデル

50周年記念モデル グリーンベゼル登場

Ref.16610LV

2003年  サブマリーナ50周年記念 グリーンベゼルRef16610LV / Cal3135 登場

サブマリーナの誕生50周年を記念して2003年にRef.16610LVが登場 ロレックスのブランドイメージカラーであるグリーンをベゼルに採用。インデックス、針が大型化され視認性が向上しております。こちらも希少性の高いモデルです

セラミックベゼル採用 Ref.116610LN 登場

Ref.116610LN

2010年  セラミックベゼル採用 フルモデルチェンジのサブマリーナ登場
Ref116610LN Cal3135

21年ぶりにモデルチェンジしRefが6桁になった116610LN 初となるセラミクスベゼルに変更

インデックスも大きくなりました。この当時のロレックスの他モデルにも言えますが、より強固になったブレスレットの変更が一番大きな進化だといえます

     

                    Ref.116610LV

2010年  グリーン文字盤 Ref116610LV 登場

Ref116610LNと仕様は一緒ですが今回のLVの最大の変化は文字盤にグリーンを誂えたことでしょう
Ref.16610LVの50周年記念モデルのみかと思われたグリーンがフルモデルチェンジしたセラミクスベゼルモデルでも登場

     

ノンデイトモデルもフルモデルチェンジ Ref.114060

                     Ref114060

2012年  ノンデイトもモデルチェンジして登場 Ref114060 Cal3130

ノンデイトモデルもセラミックベゼル、新型ブレスレット、パラクロム製のヒゲゼンマイを使用するなど大幅なモデルチェンジされました

     

     

よりアップデートされたRef.12~ 

                 Ref.124060 サブマリーナ

Ref.124060   搭載ムーブメント:Cal.3230 防水性能:300m現行モデルは日付表示なしの

サブマリーナ・デイト Ref.126610LN Ref.126610LV

2020年  Ref.124060 サブマリーナ Ref.126610LN サブマリーナ・デイト Ref.126610LV 登場

Ref.116610LNの後継モデルで外見は前モデルと似ており、パっと見では変更点がわかりづらく、実用性、デザイン面での細くアップデートされている。

ケースのサイズアップに伴いドットインデックスのフチのわずかに太くりリューズガードは丸みを帯びた印象の形状に変更。ケース幅の拡大によりラグは細くなり、若干ではあるがよりマッシブなイメージになりました。

ケースサイズが変わり設計もリファインされ、ラグ幅が20mm⇒21mmへ。それに伴いラグがシャープとなり、スタイリッシュな印象がいや増しました。

Ref/126610LVは、初代Ref.16610LVを彷彿とさせるグリーンベゼル×ブラックダイヤルを復活させた3代目グリーンサブ。ラッカー仕上げの文字盤には、王冠マークが追加されたSWISS表記が印字されている。ノーマルモデル同様、41mm径の大型ケースや幅広のブレスレット、Ref.126610LNと共通の実用性を高めたムーブメントCal.3235を搭載している

         左Ref.116610LN             右Ref.126610LN 

実寸で並べての比較画像です。ケース拡大により、コマの幅が1mm広くなりましたが残念ながら前モデルとのコマとの互換性はなくなりってしまいました。また、Ref.126610LNはコマの数が前モデルよりも1つ少ない設計となっており、ブレスレットの調整範囲がわずかに狭くなりましたがよりヘッドとブレスレットのバランスがよくなりフィット感が増しましたように感じられます。

文字盤6時位置の「SWISS MADE」のデザインが異なり、今モデルは王冠マークが「SWISS MADE」の間に配置され、王冠自体も大きくなっています。外観の変更はこのような感じです。

サブマリーナ バリエーション

Ref.126613LN  Ref.126613LB

Ref.126618LB Ref.126618LN

Ref.126619LB

ステンレスモデル以外も人気の「サブマリーナ」
コンビモデルのRef.126610LN(黒/金コンビ) Ref.126610LB(青/金コンビ)
YGモデルのRef.126613LN(黒/金無垢) Ref.126613LB(青/金無垢)
WGモデルのRef.126619LB(青/ホワイトゴールド)
※ステンレスモデル以外でのラインアップ(カタログ掲載モデル)は上記になります。

サブマリーナの歴史と魅力 まとめ

ロレックスの中でも当店migliore(ミリオレ)の販売本数でも1、2を争う人気モデルのサブマリーナの歴史をおわせていただきました。
職業柄か友人、知人、また初対面の方でも、まだブランドウォッチを持っていない方に「おすすめは?」と聞かれることがあります。男性の方の場合には私は、ほぼ即答で「サブマリーナ」と答えます。もちろん人それぞれ好みはあると思いますが「総合力」ではサブマリーナは断トツではないでしょうか? ビジュアル、実用性、スポーティーなデザイン、カジュアルでもビジネスでも使い回しも効き、そして資産性の高さではないでしょうか。この「総合力」の高さ!これほどの万能な腕時計はそうないと思います。

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